何かに没頭して費やす時間は瞬く間、有意義で賢い選択しかも空気のように存在感がなく羽毛のように軽い、そんなような経験がある人もいるでしょう。
ジョディ・フォスター、彼女が演じるエリーはSETIプロジェクト( 地球外知的生命体 ) 研究に没頭する科学者です。彼女が最初に印象に残った映画は間違いなく「タクシードライバー」でした。
それが「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスを向うに堂々の演技を見せアカデミー主演女優賞を獲得し理知的で意志の強い役どころもこなすとくれば、いまや隔世の感があります。
しかし映画でのエリーの研究の現状や先行きは羽毛のように軽やかに舞うとはいきませんでした。
ロバート・ゼメキスのグイグイ引きこむ演出とSF一辺倒に終始しない、宗教という巨大なテーマとの絡みはスタートのソフトな物語の進行もつかの間、ズンっとはらわたに響く構成へと変化してゆきます!
この映画の素晴らしさはシークエンスそれぞれが決して軽くなく、何処を切りとっても脇を固め役者との段切りが重厚で素晴らしい点にあると思います。
私の好きな俳優ジェームス・ウッズもその一人ですね。繊細な感じで細身でありながら芯があって、癖の強い演技ができる俳優。
この私たちが住む銀河系ですら宇宙の記憶のひとコマでしかありません。
住人は他に存在するのか?人類は接触できるのか?もうしているのか?
宇宙を突き詰めると宗教という精神世界にメビウスの輪のように繋がる・・・
宇宙の謎が解きえたならその次の事象は大きな謎をより深めることへの一歩なのかも知れません。
文明がある所まで行き着くとひとは自分の存在の起源を知りたいと考えるようです。
我々は宇宙の中で針で突いたような小さな存在ではあります、でもこの映画のエンディングには素敵なプレゼントがありました。
それを紹介しつつ、我々の未来は彼らに託そうではありませんか!
彼らこそは未来です。