You must sow before you can reap. 平凡は偉大なり

 

 

  今日は少し幸せな気分です。

なぜなら、この映画を紹介することができるからです。

私が尊敬してやまない偉大なるSir Ridley Scottの 「マッチスティック・メン」です。

 

  主演はお騒がせ中のニコラス・ケイジです、どんピシャのキャスティングだと思います。

この人をおいていません。サム・ロックウェルが脇でいい味だしていますのでこれも儲け物。

ニコラスの演じるロイ・ウォーラーの娘役をアリソン・ローマンが好演、大抜擢ですよね。

全然知らない方でしたが、当時22歳の彼女が14歳の少女を演じて信じられない好演をしていますので是非注目してください。違和感の無い演技に驚くはずです。笑顔の素敵なキュートな女優さんで日本受けすること請け合い。

 

  再婚した母親のもとでロイと離れて暮らすヤンチャ娘の設定なんですがニコラスとの絡みはこの映画の中心を構成するくだり、ちょっぴりほろ苦いパートを入れながら楽しめます。

で、サム・ロックウェルですがこの人凄いですよ、ニコラス・ケイジが完全に喰われてると思われる快演は、これまた役どころピッタリで彼の才能の一端ですね。玄人好みです。

5月に最新作で紹介した「カウボーイ&エイリアンズ」にもロールされていますので今後注目の俳優だと確信してます。

こんなんいっちゃ何ですが、昨日紹介したセブンと全然違うんですね。

勿論、ジャンルが違いますんで比較すること自体ヘンですけど全編に流れるこの映画のムードがメロウでパステル・・・柔らかくてタイトル・テーマと違う優しさがあります。

だから、この映画の大ファンなんです。

 

「策士、策に溺れる」の格言はどうやら海外も日本も同じ、ロイはまんまと自らが "絵図を描いた詐欺" に高転びに転びはめられる訳ですが・・・仕組んだのがフランクとアンジェラ。

人生・人のはかなさをニコラス・ケイジがリドリー・スコットのもと演じて印象深い傑作です。

特筆すべきは 「編集の妙」 、映画とはまさしくカットであると思い知らされる。

太鼓判を押しておまけがくる作品です。

 

何が素晴らしいのか?、と、それはね・・・

エンディングに閉じ込められているんですね、コレが !

彼らのドンデン返しの詐欺に引っ掛かったロイは全財産を失い、黒人の女性上司の下でカーペットを売るしがない販売員になるんですが、偶然この店にカーペットを物色に訪れたアンジェラとバッタリ再会します。

ここからは映画を是非ご覧になってください!!

 

スーッと目に水滴が宿る感覚を覚えるはずですから、優しいメロウな感覚と言ったのがここです。

 

この映画にはとてもファニーな会話や言葉がたくさんありますが、最後に自分が印象に残ったこのエンディングでのアンジェラへのニコラスの一言を紹介して終わることにいたします。

 

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