You Are Legend ! 人を惹きつける磁石

What would you do? / Anata nara dō suru....?

二人ぼっち、彼が見るは未来か、終焉か!?
二人ぼっち、彼が見るは未来か、終焉か!?

 壮大なあまりにも壮大なテーマにアメリカを代表するウィル・スミスが挑んだ「アイ・アム・レジェンド/I Am Legend」です。

2012年(来年です)、廃墟と化したニューヨークの街に響くはおのれの足音のみ、60億といわれる地球人の大半が死滅していくなかで、愛犬とたった一人の生存者を彼が演じています。

メインのプレス用の写真をご覧ください。

こんな凄まじい光景があるでしょうか ?

ブルックリン橋は無残に跡形もなく、只々目前に広がる空間に机をおきコンタクトを試みる人類。

そう、彼の立場は人類と表現される立場になってしまいます。

 

 根っからのエンタテナー・ラッパー・コメディアン、ウィルが演じるロバートは深い孤独の中も挑戦を諦めません、ロバートを守ろうとダーク・シーカーと闘い狂犬病化してゆく"最愛の友人"の幕を皮肉にも自らの手で行わざるを得ない彼の悲しみの瞳は心を動かされずにはいられません。

霊長類の長としてすべてを支配してきた人類に " 踏み絵の日 " がやってこないと断言できる人はいません。

疫病であるか、核であるのか、大地の怒りなのか。

我々はいつの日かこれらと対峙し、そのあまりに深く縺れた糸を解かなくてはならないのです。

 

 

ウィルは大好きな俳優の一人、裕福といえる家庭に育った彼の笑顔がとても好き、ノリの良さ周り人を幸せにする気遣いやジョーク。

どれを取っても優しさとサービス精神に溢れていて、こっちが暖かくなります。

長身にして鍛え上げられた体の各部のバランスの良さには惚れぼれします。

この作品の次に公開された「ハンコック/HANCOCK」での日本キャンペーンやプレミアの際に同行したシャーリーズ・セロンを共演者として讃えたり、自分より上に注目させるかのような気遣いと根っからの優しさが私の記憶に残っています。

 

 寂しさに強い人など存在するのでしょうか、一人が好きな人でも・・・心の根では誰かと話したり、接点がなくては生きていけません。

この地上にたった一人というテーマは、「決して諦めてはならない Never give up!」という、これも神の試練に対する人類の回答をしてラストへと進んでいきます。

どうか是非、ご覧ください。

 

 ウィルの愛犬トムが野菜ばっかりがイヤで食事んときに足でクリクリと嫌々するシーンがとても可愛いですよ。

太古の人間も新しい土地を求め壮大な移動へと旅立とうとした時、やはり隣には犬がいたんじゃないのかと、私にはそう思えてなりません。

 

日本でもお盆の里帰りという大移動が始まっています。

皆さんの旅の安全をこの場を借りて祈っております。