DREAM GIRLS "Born today" モータウンの戦略と女たち

 

 

Happy Birthday Beyoncé Knowles!! 

 

2010年のグラミー賞で最多10部門にノミネートされ6部門の獲得という快挙を成し遂げた歌姫も30歳となりました。更に8/28に開催されたMTV Video Music Awards 2011において彼女は妊娠中であることを発表しました。(6日前ですよねぇ)

テキサス州ヒューストンで「Girl's Tyme」というカルテットを組み地道に活動していた彼女は後にグループ名を変えて1998年にデスティニーズ・チャイルドとしてデビューしています。

記憶に残る彼女のヒット・ナンバーは主なものでも「クレイジー・イン・ラヴ」、「イフ・アイ・ワー・ア・ボーイ」、「シングル・レディース」、「ヘイロー」 と経歴はもはやレジェンドの域にあります。

 

 音楽映画というのはハリウッドでも、日本では古く"美空ひばり"の映画にあるように確立されたジャンルのひとつ・・・このブログで紹介したマイケル・ジャクソンの 「This is it .」 もそうですね。

この「DREAM GIRLS」 はダイアナ・ロスとシュープリームスをその素材としていることは、皆さんもご存知のところです。

ビヨンセの映画というわけなんですが日本のロック・フェスティバルにも度々出演し、日本公演もルーティンのようにこなしている彼女、チャーミングでダイナミックSEXY BOMBの雰囲気もあるのに、この人のお色気には嫌らしさが全く無い ! といつも驚かされます(笑)。

陽性で明るいお色気なんですね。育ちと性格の良さが見てとれます。

案外にして "うぶ " な部分がある人なんでしょうか?

踊りも素晴らしい、「シングル・レディース」 を見たときはさすがに圧倒されました。

デスティニーズ・チャイルドの頃から来日していて日本のバラエティ番組でお笑いタレントと絡んだりしてましたが、この振り付けのアイデアもさることながら公表身長170cmの彼女のダンス・センスは抜群です、歌って踊れてしかもライブでこれをクリップと同じように実現するにいたっては本物の実力なしに、決してこれは出来ません!

 

 ただ、ダイアナ・ロスの甘く柔らかい声をビヨンセが表現できるのかな・・・とも少し思いもしましたが、このキャスティングは彼女で正解だったと思います。

ホイットニーの名前も上がったようですが、ビヨンセの勢いはこれを上回って余りあります。(ていうか、お騒がせの部分があったようですけどね・・・やはりとも言おうか !)

世界の頂点に位置するアメリカの音楽業界の勢いがビヨンセを立てて、映画とコラボするという図式があるとするなら、彼女しかいないと個人的に思えてしまいます。

 

 脇を固める役者はエンタテナー揃い、現役バリバリのジェイミー・フォックス、エディ・マーフィーもそのひとりでソウルの帝王ジェームス・ブラウンをお手本に役作りをしたと言われていますが、"パーティ・オール・ザ・タイム"で全米ヒット・チャート2位を記録した、この人の歌も伊達じゃありません。

「プレデター2」のダニー・クローヴァーもいて、アメリカン・ショービジネスの真っ只中を垣間見ることができるこの作品はブロードウエイ・ミュージカルの映画化によく見られるように実現になかなかこぎつけることが出来ず、。「シカゴ]2002の大ヒットを受け同作品のビル・コンドンが手がけた音楽映画の佳作と言えるでしょう。

 

最後にビヨンセのListenをこちらからどうぞ。