Top Batter of The Hero Year 最も人間らしきゴースト

 

 

  2011年(平成23年) 3月11日14時16分とてつもない揺れとともに未曾有の危機が東北地方から関東に至る東日本の太平洋岸を襲いました。

「天災は忘れた頃にやって来る」先人の遺した言い習わしのとおりにそれは人々に牙を向きました。

忘れようにも忘れられない深い傷跡として、今なお被災地の人々の暮らしは難多かりしものです。

 

  2011年はこれをして始まったと言わざるを得ませんでした。残念ではありますが。

それにもまして福島原発の ” 見えない悪魔 ” はことさら強靭で無慈悲です。

すべての被災された皆様にお見舞いを申し上げますと共に早急な国の対策のもとに一刻も早い復興を祈って止みません。

また諸外国の友人の日本への支援は大変ありがたく貧しい国の子供たちはお金でもって、それを出来ないがゆえに歌を歌って祈っていただいた映像には さすがに泣けました ・・・・

 

  そんな中、なでしこジャパンが見せてくれた快進撃は打ちひしがれた被災地の皆様にもわたしたち国民にも勇気と希望を与えました。欧米の強豪に体格で劣ること必至でありながら彼女たちはガチでそこに臨み耐えに耐えてワールドカップの栄冠を勝ち取りました。

挑む勇気こそ必要なのだと ・・・ そう確信した瞬間でした。

ヒーローも忘れた頃にやって来ます。

時すでに2011年の終わりを迎えようとしていますが、映画界における2012年はヒーロー・イヤーになりそうな雰囲気です。

 

 先駆けを務めるのがニコラス・ケイジ主演の 「Ghost Rider: Spirit of Vengeance(ゴーストライダー / 復讐の精霊)」 と相成ります。

前作で悪魔と契約を交わし、 モンスターとなった男の愛と苦悩をスマッシュに演じた彼が今回ヨーロッパを舞台に再びやってくれます。

日本来日も度々、スマップの番組に出演した時の人なっこさと妙に日本人受けするアクの無さ、そして食事の際に口元を覆い隠す、彼独特の作法が印象に残っています。

かといって 「リービング・ラスベガス」 の酔いどれ演技でアカデミー賞に輝く不思議な男。

私生活も波乱万丈、DV騒動・借金地獄・破産かと話題の尽きない男・・・人間的 (良くも悪くも) 要素を多分に秘めた俳優さんだなと 。 笑顔がいいですし。

 

  代名詞となった鎖を片手にCGをふんだんに使った映像が今回は 3Dで登場というわけです。

炎を効果的に使った独特の映像がどうやら今回も楽しめそう、多分にコミカルな演出も前作同様散りばめられているようでここいらも彼にピッタリでは。

さあ炎のカスタム・バイク (デーモン仕様)、唸るチェーンでバッタバッタとお願いしたいものです。

 

アイコニックな前作のスタントシーンとあわせてYoutubeのトレイラーをどうぞ!

迫りし2012年、いでよヒーロー。