Brigitte Bardot 元祖フランスの小悪魔


 マリリン・モンローと並びその当時に世界のセックス・シンボル的存在であったBBこと、ブリジットバルドーです。

彼女の映像を観たのは確かTVオンエアもあった 3部形式のオムニバス作「世にも怪奇な物語」 であったように記憶しています。アラン・ドロンとの共演でした。

エドガー・アラン・ポー(江戸川乱歩)の原作ですが1部作で離婚したロジェ・バディムが当時恋仲であったジェーン・フォンダを起用し「黒馬の哭く館」 を撮っているのは因縁めいています。

意外に短い俳優生活は1952年の初作/邦名 「ビキニの裸女」 から1973年までの21年間、日本の多くの人には動物愛護家としてのイメージも強いようです。

 

 バレエで鍛えた肉体は可愛らしい小悪魔のようで退廃的でなく地中海の陽光さえはね返すような健康的なものでした。

名うてのプレイボーイとして鳴らしたロジェ・バディム監督と結婚し肝いりで制作したこの映画で一気にスターへの階段を登って行きます。

セルジュ・ゲンスブールとの音楽活動もあり不倫関係と相まってのゴシップは恋多き小悪魔の面目躍如で合ったと言えます。

演技云々というよりもそのお色気が先行していった感が拭えません。

ここらがマリリン・モンローと比較される所以なのかも知れません。

 

 猫顔の代表のような女優であったように思います。

クラウディア・カルディナーレとの比喩はそいう意味では興味のある部分で、事実アメリカ発祥の大手ブログサイトの投稿にはそのようなムービーGIFが投稿されています。

そして忘れてはならないのが彼女のファッション、巻カールの髪型・ウエストマーク・ターバンなど流行は回るといえど今でも十分旬として通用するセンスは時代のアイコンそのもの。

バランスのとれた体はどんな服も似合いました。

 

 こんなにも恋が降り落ち、躍動的な肉体があった彼女が早くに芸能の世界から身を引いたのは不思議な事ですが女心は七不思議のひとつ、そっと映像で楽しむのがいいのかも。

隠しても隠し切れない育ちの良さが彼女には見て取れます。

何不自由のない裕福な環境は人の行いに現れるものですが、こんなこともいっていた彼女。

 

「好きな動物はオトコ」 、可愛くて愛すべきBBです。