シリーズ の最終にして、デビッド・フィンチャーのデビュー作 「エイリアン3」 です。
独特の暗さの表現の中に発見があるのに気づきます。
収容所の医師クレメンス演じるチャールズ・ダンス (ああ!ラスト・アクションヒーローのあの人かぁ)
がエイリアンに襲われるシーンなんかは 「サイコ」 のシャワー・シーンのように白いカーテンに浮かび上がる恐怖が再現されたようで、対比が効果的でした。
CGI製のエイリアンは四つ足になりました、う~んどうしても茶地なような。 (後に泳ぐものまで)
宗教・倫理にクリーチャーはそぐわないのか (脚本ゆえ致し方ありませんが)
リプリーは坊主頭で奮闘も当初は評論家たちに酷評された作品。 ※VHS版
フィンチャーにして最後の攻防も含めエイリアンが絡むシーンに映像がクドいと感じる箇所があります。
ビショップのランス・ヘンリクセンは 「エイリアン2」 に続いて2 回
となりますが病的な演じっぷりは見事と思えます。
ようやく怪物との永い闘いにみずからの 「死」 で決着をつけたリプリーこそが最もホッとしたんじゃないでしょうか?
3 部作は最後どうしても尻すぼみになりがちではありますがいまや映画界を代表する3人の監督たちがメガホンを取ったこの 「エイリアン」 はかの 「ゴッド・ファーザー」 と並んで記念碑的な映画だといえます。
「AとBで迷った場合は、Cが良い場合がある!」
ブルー・レイで観られることをお薦めします。