今更ながらで申し訳ありません。
言葉が・・・うーーん、生涯60本を超える映画に出演したil brutto (悪い奴) は逝きました。
なんとも憎めない優しい目の持ち主でした。その髭も良く似合っていて。
「荒野の七人」、「続・夕陽のガンマン」 は彼なくしてはなかったとも言えます。
スクリーンで悪役キャラを張るひとは私生活において良き夫であることをわたしたちは目にすることがまま有ります。
3人の子宝に恵まれたと日本のポータルサイトが追悼記事において記しています。
恵まれたのはわたしたちの方かも知れません。
「続・夕陽のガンマン」 で墓地に埋まる金を独り占めするにそのうれしさのあまり、隠し切れない口角に浮かぶほくそ笑みを演じる彼に大した役者だと見入った記憶があります。
「荒野の七人」 でユル・ブリンナー扮するクリスに 「村人たちはどうなる?」 と聞かれ 「なるようにしかならねえな」 と答えた彼です。
2010年ウォール・ストリート/ Money never sleeps が彼の最後の作品となりましたが、わたしたちの記憶の中でも彼が眠ることはありません。