メガホンは 「グランプリ」 で本田宗一郎役に三船敏郎を抜擢した無類のレース好き、ジョン・フランケンハイマー監督。
よってカー・アクションは玄人はだし!
制作1998年、翌年日本公開のロバート・デ・ニーロ主演 「Ronin」 です。
VHSで保管、たまに押入れのぞいて引っ張りだしては見てます。およそ16年前の映画ですが飽きることなく楽しめる1本でお薦めのスパイ物。
上のカラムの6人衆をみてなるほどの納得、あタコの八郎。 (古い^^)
アメリカ物ながら花の都パリが舞台ということで巧くブレンドされた感あり、煩わしい音が過ぎるような米映画特有のガサツ感が中和されています。
死ねば天才 (失礼!) のショーン・ビーンからジャン・レノ、曲者から変質者までこなすオールマイティなステラン・スカルスガルドまで御大デ・ニーロの回りをがっちりと固めています。紅一点のナターシャ・マケルホーンが巧くていいし。
更に更に
クルマで楽しめるんですから文句無いんだろな 。 (ある人はあるんでしょうけど)
-ぶっ飛ぶやつ持ってこい! → アウディS8 (特注品)
― パリだからコレだろ! → プジョー605・406
― あいつ出て、俺はなしか! → シトロエンXM (アウディとの独仏チェイスでも粘ること)
さては メルセデス450SEL 6.9
-もってけ泥棒! → BMW5 ときたもんです。
いわせて頂ければマット・デイモンのボーン・シリーズよか上いってます!これだけでもOK です。
上塗りがこれなんで下地のスパイ物独特のアイツが、ああだから味方かな
おや、いやぁ 変だぞ感もドンピシャ、後半たるみますが ・・・
なんの御大が締めてくれます!うまいのなんの、背も高くないのにこのひとが映像にひとたび載るとパチンと音がするかのよう。
役者・演技・ハラドキ・クルマと揃うものは揃っております。
とっておきの本編抜粋のカー・チェイスシーンをYoutubeよりどうぞ!(再検閲済み)