皆さま、今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
民放で長嶋茂雄の特番を見ることができました。
彼に関する著書は数冊を読んでおり、常の基準で測りきれない人なのだと感じました。
自分の靴を気前よくあげて、さあ とその知人と出かける際に亜希子夫人に 「オレの靴はどうしたんだ?」
と言ったこと、インタビューする記者に 「おい! 撮られてるぞ、キチッとしろ」 とうながした話し ・・・
かれにとって登り来る太陽はボールであり、沈みゆく夕陽も白球ではなかったかと、思わされます。
寝ても覚めても ・・・ 後に付け加える言葉は要りません。
ひとりの男とダブらせて見ている自分に気が付いて
見直したのが ロスト・インタビューです。
白黒のなかに居るオトコは語るにおいてその情熱を抑えることができません。立って、立ち上がって
こう言うのです。
「俺を見ろ!この手を見つめろ!」 と、そう。
長嶋がそうでした。
「タアーン!」 とか 「バアーン!スパアーン」 音で言い得ようとします。(笑) この番組で講演の壇上でそれを繰り返すかれを当初は笑って見てはいましたが、一番わかりやすいなと思えました。
ブルースの教え方は天才的だったと友人が語っています。
ああだこうだなど絶対に言わない、繰り返し反復しやらせるうちに 「それだ!いまのだっ!」 と言うのだそうです、これも松井に素振りをさせては音を聞くのだというのと合致します。
いつも前に、夢を追い限界はつくらず
わたしも含めてですがこれらを見れることなどなんと幸せなのだと思います。