砂塵舞う砂漠の地に英雄と称された射撃手とその背後の家族との葛藤を描いたイーストウッド監督作品 「アメリカン・スナイパー / American sniper 」 です。
自分は ' 戦争をのぞむ者 ' ではありませんが前半の一部に共感できる確固としたものが在ります。
それが否応なしに訪れたときに ' 誰がやるのか ' ということ
小難しいことでなく、圧倒的なよこしまな者から誰が国家や家族を守るのか ・・ いたずらに偽りの平和を唱える者はいざそれが来たときに家族を守れないとこの映画は案じています。
クリントを擁護するわけではありませんが戦争による心の傷にもこの映画はフォーカスしています。
そう、それをただひたすら耐えて待つ家族のことも。
一撃必殺のスナイパーの心理などわたしなどには伺い知れませんが心臓の音さえもが自分の鼓膜を叩くような修羅場と想えます。
個人的にはジュード・ロウ、エド・ハリスのスターリングラードのような展開を期待しましたが。
いい映画だけどバサバサした粗い感覚をこの監督の作品から稀に感じるのはわたしだけでしょうか ・・
グラン・トリノや硫黄島からの手紙においても微妙にそれがあるような、 編集 ですかね
予算とも、 儲け ですね早くいえば ・・ 少し残念
ミリオンダラー・ベイビーや許されざる者 とは違う評価になります。