夫君ジョン・クラシンスキーが脚本・製作総指揮・監督・出演とこなす大ヒット作「クワイエット・プレイス」です・
大変良くできている作品です。Google play ではレーティングが低かったのですが期待以上でした。
コンセプト、プロット、舞台設定(都市部でなく田舎としたのは予算的にも正解でしょう。)
演技陣はエミリー・ブラントが白眉です。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でも感じましたが
絶世の美女ではないですが監督の要求に応える才能がある。長回しも充分こなせる俳優。
この作品は「音が出せない」わけですがその中でも悲劇的な冒頭のつかみ、そこから始まる家族の葛藤、静寂な時間での父と子の繋がりや愛情、勇気などを示すことができていてそれらがヒットの根底にあると感じました。
突然の破水から胎内の赤ん坊の鼓動に合わせるように響く音響効果は絶大、
ここからのエミリー・ブラントの表情は詰め物だけでここまで出せるかという迫真の演技といえます。
いわれるラストが難しいのはどの映画も同じです。
ひょっとしたらラストへのこだわりは外国の方と日本人とでは大部差異があるのかも知れません。