素晴らしき哉、人生! 価値あり、勝あり

豪放磊落いや繊細で大胆、見栄っ張りでいなせ、太く短く・・・

 

かのブルース・リーさえこの男の「座頭市」には心酔した。

この俳優は滅茶苦茶だが素晴らしい、スターとはこうあるべきだと思っている。

 

京都に住んでいたわたしは様々なひとからこの方の武勇伝を聞いた。定宿はいまはリッツ・カールトン京都のホテル・フジタ、道すがら食事へと歩く勝に声が次々かかる、「勝さん、めしですか!?。おう、ついてこい一緒たべよう」と応えては応えとうとう30人を最後は越えたと聞いた。色付けはあるだろうが本当の話し。

名門のタクシー会社の理事から飲みながらこんな逸話もあった。祇園で飲んで遊び倒しまだ収まらぬ勝はこのタクシー会社に電話して6台を貸し切って大阪十三に飛んだという。カネを払ったか払ってないのか聞かないのが「京都の粋」というものだ。

 

 

御大 黒澤とも揉めた。

 

巨匠相手でもそれは変わらなかった。

 

民放だったかこの方の放送がいまだに忘れられない。

蕎麦屋での取材であったと思う、着流しで現れそして着物の袖から百万円は超えようかという素の札束を出し支払ったと思う、記憶が正しければ。

なんと粋でいなせなことか、借金まみれの時期とも重なるが。

 

裕次郎が金のロールスロイスから雪駄履きで降りてきたという話しを聞いたことがある。

勝とは兄弟と呼びあった仲、弔辞も彼だった。

 

桁違いがスターけど粋でお茶目でユーモアがなくてはダメ。勝も裕次郎もあの頃のスターは皆それを知っていた。芸能番をも笑わす愛嬌。

 

海外の著名ブロガー、ユーチューバーも彼の座頭市を絶賛している。

 

皆さん、 どうか見て欲しい!